長引くセキはカゼではない

長引く咳で困っていらっしゃる患者様は大勢いらっしゃいます。本日KADOKAWAから“長引くセキはカゼではない”というタイトルで出版させていただきます。本屋さんに数冊は置いていただいていると思うのですが。。。咳喘息、大人喘息、COPD、肺炎(細菌性とアレルギー性)に絞っておりますが、咳が何故でるか? 風邪のウイルスと細菌の違い? など基本的な疑問に思われること、患者様からよく御質問いただくことをまとめさせていただきました。
トローチとのど飴の違い、風邪薬の有効性なども記載させていただきました。
お忙しいでしょうが、もしよければ御覧いただければ幸いです。
1月30日はNHKチョイスで再放送 咳が続くとき チョイス
2月は女性雑誌HERSの特集で“2週間続く咳は風邪ではないかも”
と予定されております。
と咳の悩みでお困りの方の一助になれば幸いです。

1月29日


咳が続くとき NHK チョイス

NHKの方から連絡をいただきました。昨年3月に放送していただいた、 「チョイス せきが続くとき」が大変好評だったため、この度、まとめ回として再度放送して下さることになったそうです。130()午後8:00〜の予定です。長引く咳で悩んでいらっしゃる方は多くいらっしゃいます。お忙しいとは存じますが、お時間があれば、御覧いただければ幸いです。

1月27日


病を克服した大物プロカメラマン山岸伸写真展

プロカメラマンの山岸伸さんが、世界文化遺産の賀茂別雷神社の写真展を開催されていらっしゃり、お伺いし拝見させていただきました。普通は見られないような世界文化遺産を、プロカメラマンが、神社の真の姿に芸術を盛り込んで発表してくださっておりました。
山岸さんには20年以上前から厚意にしていただいております。山岸さんはTVやラジオ、雑誌で御自分でカミングアウトしていらっしゃるように、大きな病と闘っていらっしゃいます。東京医科歯科大学病院時代に、山岸さんの血液検査結果、白血球中の好塩基球数をみて、同期のこの疾患の専門医に連絡して、御説明したのは忘れられません。そこから頑張って、病を克服してくださいました。グラビアだけでなく、毎年写真展を開催してくださり、医師である私が元気をいただいております。
山岸さんの写真はパワースポットかもしれません。
新宿のオリンパスギャラリー東京で、1月30日まで、オリンパスギャラリー大阪で2月5日ー18日ですので、是非とも、足を運んでいただきたく存じます。

1月24日

東京医科歯科大学呼吸器内科研究会

土曜日の外来終了後、東京医科歯科大学呼吸器内科の研究会に駆けつけて、勉強させていただきました。新春肺フォーラムは今年で16回目を迎えます。私が医局長であった頃より、更に医局員のDrは増え、活発な研究会でした。開業させていただいてからは、このような学会や研究会で勉強させていただく貴重な機会です。

1月23日

蜂毒アレルギー マツコ・デラックス

東京MXの5時に夢中の番組にて、蜂毒アレルギーのコメントをさせていただきました。蜂に刺されると、皮膚が腫れるだけでなく、アナフィラキシー(皮膚症状として蕁麻疹や粘膜の腫脹、消化器症状として嘔吐や腹痛、呼吸器症状として喘鳴や呼吸困難、循環器症状として血圧低下や意識消失など)を生じることがあります。はじめて刺されても生じる可能性はありますが、2回目ですと20%の確率でアナフィラキシーを生じます。リスクのある方はアドレナリンの注射薬エピペンの携帯が有効です。
蜂に襲われないためには、黒い服や花柄の服は避けること、甘い飲食物を持参しないことなどが挙げられます。
都内では皇居周辺では蜂は多いのですが、私も数年前に、千代田区で蜂に頭を刺され、当時勤務していた九段坂病院の病棟に戻り、何かあったら、アドレナリンを注射してと看護スタッフに頼んでいたことがありました。
番組の中で、マツコさんに“このハゲ医者”といじられるかと思いましたが、いじられることなく終了しました。
まだまだ寒い時期ですが、春先から注意が必要です。

1月26日



長引く咳

長引く咳で悩んでいらっしゃる方は大勢いらっしゃいます。呼吸器内科だけでなくても、一般の内科を受診される患者様の中で、長引く咳を主訴にされる方は増加の一途です。
2週間以上咳が続いたら、風邪ではありません。風邪がなおったのに、咳が長引く、出だすと止まらない、会話で咳、夜間と明け方の咳、など軽度の刺激で咳がとまらなくなる方が増加しております。気管支喘息(大人喘息)の一歩手前で、咳だけ続く咳喘息の可能性が高いのですが、レントゲンで、結核や肺癌、肺炎などの怖い病気は否定しないといけません。
1月29日にKADOKAWAから“長引くセキはカゼではない”というタイトルで書籍を出版させていただくことになりました。多くの咳で悩んでいらっしゃる方の一助になれば幸いです。

1月17日

インフルエンザシーズン到来

この連休はとうとう寒くなって、冬本番となりました。気温も湿度も下がると、インフルエンザウイルスが活性化します。当クリニック、近隣のクリニック、東京都感染症情報センターでも、年内の流行はなかったのですが、昨夜、かかりつけの喘息患者さんから微熱と倦怠感、喘息悪化の連絡をいただき、休日なので、検査は限られておりますが、拝見させていただきました。max37.4℃で、来院時は36.7℃でしたが、筋肉痛や関節痛もあり、インフルエンザワクチン接種していらっしゃったので、軽症で済んでいる可能性を考え、インフルエンザ簡易検査を施行し、インフルエンザ陽性でした。近隣の薬局さんの情報でも、他院でもインフルエンザは発症しはじめたとのことです。
とうとうインフルエンザシーズン到来のようです。マスク、手洗い、加湿器、睡眠、歯磨きでの口腔ケアなど日常生活から注意していただければ幸いです。

1月11日

寒暖差アレルギー TBS Nスタ

TBSの報道番組Nスタにて、寒暖差アレルギーなど寒暖差の病態をコメントさせていただきました。週末から寒さが増して、室内外の寒暖差が大きくなると思われます。
気温が前日から3℃低下すると喘息が悪化することが報告されております。
寒暖差アレルギーとは、花粉症やアレルギー性鼻炎とは異なって、アレルゲンの機序なく、寒暖差にて、自律神経、特に副交感神経の働きによって、鼻汁、鼻閉、くしゃみなどの鼻炎症状が出現します(花粉症のような目のかゆみはありません)。実験データから7℃の寒暖差で鼻炎症状が生じるとする報告があります。
寒暖差が10℃を超すと、自律神経の影響、血管の収縮から、脳梗塞や脳出血などの脳血管障害、狭心症や心筋梗塞などの心疾患のリスクが増加します。
マスクや防寒着などの寒暖差対策が必要になります。

1月7日



プロは見た目で決めている

年末関西TVで放送された“プロは見た目で決めている”という番組が本日深夜、フジTVで放送されます。いつもお世話になっているおおたけ消化器内科クリニックの大竹真一郎先生が、手が紅くなる手掌紅斑を生じる病気(慢性肝炎や自己免疫疾患)、爪がへこむスプーン爪を生じる病気(鉄欠乏性貧血)をわかりやすく解説してくださっております。縁あって、僭越ながら、監修させていただいたのですが、勿論、大竹先生が関与されている内容なので、“完璧です”とすぐに監修はおわりました。
内科疾患でも、爪や身体にサインとして生じることが多々あります。深夜の番組ですが、ためになる楽しい番組だと思いますので、是非とも御覧になっていただければ幸いです。

1月7日

口腔ケア(歯磨き)でインフルエンザ予防 林修先生の今でしょ講座

TV朝日様の林修先生の今でしょ講座で、インフルエンザの特集をしてくださいました。以前、講師役でお世話になった番組で、今回は、鼻に綿棒をいれるインフルエンザの簡易検査の方法と口腔ケア(歯磨き)でのインフルエンザ予防に関して、御紹介させていただきました。口腔ケアとインフルエンザ予防に関しては、高齢者施設での研究データがあります。積極的に口腔ケアをした群は、しなかった群に比べて、インフルエンザ発症が1/10に減少したというものです。口腔内には細菌が多く、口腔内細菌からでる蛋白、プロテアーゼはインフルエンザうウイルスの気道侵入を容易にし、ノイラミニダーゼはインフルエンザウイルスの増殖に関与するのです。歯磨きなどの口腔ケアで細菌が減少すれば、プロテアーゼやノイラミニダーゼが減少し、インフルエンザの気道への侵入および増殖を阻止できるというものです。
インフルエンザはワクチン、手洗い、加湿器、のど飴など色々な予防がありますが、口腔ケアもあなどれません。私も歯磨きとフロスと併用させていただいております。

1月5日


冬の長引く咳;マイコプラズマ、百日咳、咳喘息(インフルエンザや冷気からも)、肺炎

2016年となりまりました。昨年はたいへんお世話になりました。今年も宜しくお願い申し上げます。
明日からクリニックは通常診療させていただきます。冬は風邪だけでなくても、咳の多い季節です。
昨年秋からマイコプラズマ感染症が3年ぶりに大流行しております。昨年の夕刊フジの取材いただいたものをupさせていただきます。百日咳もいつも長引く咳では鑑別です。今後インフルエンザも流行してくるでしょうが、インフルエンザは気道障害を生じるため、その後、咳が長引いて、咳喘息にまでいたることもあります。また、冷気は咳喘息や喘息を悪化させます。また高齢者では、風邪から肺炎にまで至ることもあります。厳しい寒さの季節が到来してしまいました。

1月3日