2016年の医療機械

お世話になっている某大企業の社長様とランチを御一緒させていただきました。2016年に登場する医療器具、医療システムについてdiscussionさせていただき、更に、共通の趣味であるダイビングで盛り上がった時間でした。
レントゲン読影では、骨に重なって、読影が難しくなるのですが、肋骨や背骨を画像処理で消せるようなレントゲンシステムだそうです。新年早々、実物を拝見させていただくことになりました。レントゲン読影の分野では画期的な技術革新になるかもしれません。貴重な意見交換の時間でした。

12月27日

PM0.1対応の高性能空気清浄機 読売新聞と中日新聞

中国からのPM2.5が最近再び問題になっております。PM2,5とは2.5マイクロメートル以下の微粒子のことをいいますが、ダイソンの空気清浄機はPM0.1対応です。花粉が20-30マクロメートル、
カビが2-100マイクロメートル、細菌が1-5マイクロメートルです。インフルエンザウイルスが0.1マイクロメートル、タバコの煙も0.1マイクロメートル程度ですから、超微粒子対応です。当クリニックでも自宅でも2台使用しております。お世話になっている国家公務員共済の九段坂病院が新病院として移転、また東京医科歯科大学の仲間が開業したりといった際にも、贈答させていただきました。
人間は外で生活する時間よりも室内で生活する時間が長いので、室内環境の整備は重要です。
特に、喘息やCOPDといった呼吸器疾患の御自分でできる対策としては有効です。
11月末に読売新聞さんと中日新聞さんにコメントさせていただきました。中日新聞のは、11月のブログに間に合わなかったので、掲載させていただきます。

12月23日

ついついやりがちな癖が病気に バイキング フジTVにて

“ついついやりがちな癖が病気につながるかも”という難題を、フジTVのバイキングの生放送に出させていただき、コメントさせていただきました。森田豊先生、大竹真一郎先生という医療番組の大御所と御一緒させていただき、少々緊張しましたが、森田先生、大竹先生とは他の番組で御一緒させていただき、お世話になっているので、とても楽しい生放送でした。番組の中で出てまいりましたが、週末の寝だめはかえって身体によくないですので、注意が必要です。また、本日夕食後、オレンジをいただきましたが、柑橘類は、朝食べてしまうと、しみやソバカスの原因になりますので、夜間がお勧めです。

12月21日

心臓 冠動脈MRI 

本日は外来終了後、急いで飯田橋の心臓画像クリニック飯田橋に。冠動脈MRI検査に行ってきました。心電図に変化があったので、冠動脈の検査で狭心症や心筋梗塞のリスクを調べていただくものです。CTのような被爆はなく、造影剤も使わないので、安全な検査です。検査結果は冠動脈に異状なしでした。これで、診療もできますし、ダイビングもできそうです。
少々緊張して、upする写真を撮影するのを忘れてしまいました。

12月19日

アレルギー科とは

外来終了後、横浜に向かい、第2回総合アレルギー講習会で勉強させていただきました。
アレルギー学会は、私のような内科・呼吸器内科以外にも、皮膚科、眼科、耳鼻科などいくつかの領域の先生方が集まります。医師それぞれが、関係する分野を勉強する学会です。アレルギー科だから皮膚の湿疹をみて欲しいと受診されると皮膚科を御案内させていただきますし、目がかゆいとおっしゃて受診されると、眼科を御案内させていただきます。私はアレルギー学会専門医・指導医にしていただいておりますが、内科のアレルギーですので、患者様には皮膚は皮膚科、目は眼科なのですよと御説明させていただくことになります。アレルギー科というのは、医療従事者でなければ理解しにくいかもしれません。

12月12日

PM2.5と肺癌 TBSビビットにて

北京のPM2.5濃度上昇が大問題となっております。PM2.5濃度増加で死亡率増加、肺癌増加など多くの健康被害が報告されております。2013年には北京で8歳の女の子がPM2.5と関連する肺癌を発症したと報告されております。中国以上にインドでのPM2.5問題は深刻ですが、中国からは偏偏西風に乗って、日本にPM2.5が流れてきますので、今後のPM2.5濃度は心配です。TBSの朝の情報番組ビビットでコメントさせていただきました。

12月9日

PM2.5と呼吸器の病気 LIVEあしたのニュース&すぽると フジTVにて

中国でPM2.5がかつてない高値となり、大気汚染が大問題となっております。フジTVのLIVEあしたのニュース&スポルトで、PM2,5と呼吸器疾患に関して、コメントさせていただきました。
PM2.5とは2.5マイクロメートル以下の微粒子のことをいいます。肺の奥まで入り込み、喘息、COPD(肺気腫や慢性気管支炎)、呼吸器感染症、肺癌のリスクが増加します。心不全や不整脈の循環器疾患とも関連します。中国では8歳の女の子がPM2.5で肺癌を発症したという報告が2013年にあります。偏西風で日本にも飛来してきますので、要注意です。環境省のHPでもPM2.5濃度のチェックも必要です。危ない時は通常のマスクでなく、高性能マスクN95 でないと対応できません。
PM2.5は軽いので、ドアの開閉や窓の隙間から室内に侵入します。この場合、高性能な空気清浄機が有効です。

12月8日

風邪と市販薬、抗生物質 日刊ゲンダイ

11月に取材をいただき、風邪の時の市販薬や抗生物質に関してコメントさせていただきました。
風邪の80-90%はウイルス、10-20%は細菌です。ウイルスには抗生物質は効きません。
風邪で内科や耳鼻科を受診するとすぐに抗生物質が処方されると思われるかもしれませんが、残念ながら、間違いです。インフルエンザウイルスには抗生物質でなく、タミフル、リレンザ、イナビルを処方します。エボラ出血熱ウイルスには抗ウイルス薬を開発中です。ウイルスには抗生物質は効かず、細菌にのみ抗生物質は有効です。風邪でも、細菌感染となった際には、黄色や緑の鼻汁や喀痰がでること、高熱がでること、副鼻腔炎を生じることなどがあり、こうなると抗生物質は有効です。日本呼吸器学会では抗生物質の乱用を危惧しております。耐性菌の心配もあります。
ノドが痛いだけでは抗生物質は不要です。
風邪薬はどうか。処方薬でも市販薬でも風邪薬は解熱剤や咳止めなどの成分であり、対症療法です。ウイルスをやっつける根本治療ではありません。仕事に行かないといけないなど、必要時に最低限内服していただければと思います。
風邪は寝て治すのです。米国からでた報告を御紹介させていただきます。風邪のウイルスを鼻に曝露し、睡眠時間によって風邪が発症するかどうか、検討しておりました。5時間睡眠の人は、7時間睡眠の人よりも4倍風邪を発症しておりました。やはり、風邪は寝て治していただければと思います。

12月5日

特発性肺線維症と鳥飼育 フジTV バイキング

私は呼吸器内科医ですので、特発性肺線維症に関しても、フジTVのバイキングの中でコメントさせていただきました。発病すると平均寿命2.5年、肺癌合併10-30%という難病です。原因不明ながら、鳥飼育は肺の線維化に関与するため、リスクがあります。自己のインコや鳩の鳥飼育だけでなく、公園の鳩、羽毛布団もリスクとなります。健診で間質性肺炎、肺線維症などの肺疾患が疑われた方は、鳥や羽毛布団も避けるのが賢明です。

12月4日

遺伝子検査と発病リスク、生活習慣病、フジTV バイキング

フジTVのバイキングの中で、遺伝子検査による将来の様々な病気の発病リスクに関して紹介されました。絶対生じるわけでなく、遺伝子検査の結果から、発病する確率の高い病気を見極めて、生活習慣などを見直そうという意図です。私は内科医として読んでいただき、コメントさせていただきました。糖尿病性網膜症は糖尿病のコントロールが悪いと眼に合併症を生じ、失明のリスクがありますが、糖尿病を発症しない食事と運動が重要です。高脂血症は動脈硬化の原因となりますが、食事と運動、アルコールを控える、EPAやDHAの多い青魚を採るなどの予防も重要です。これらは生活習慣病です。ムズムズ脚症候群は原因不明ながら、ストレスやドーパミン低下、鉄不足が問題とされ、睡眠障害の原因となるため、カフェインやアルコール、タバコを控えていただくことが重要です。

12月4日

アナフィラキシー 叶美香さん

アナフィラキシーショックで叶美香さんが緊急入院したそうです。呼吸困難に陥ったそうですが、現在は回復に向かっていらっしゃるとのことで、何よりです。本日のフジTVノンストップでコメントさせていただきました。
アナフィラキシーはアレルギー反応として、蕁麻疹、粘膜の浮腫み、下痢や嘔吐、さらに喉頭浮腫や喘息発作などの呼吸困難、血圧低下、意識障害を生じます。ピーナッツ、果物、小麦、魚介類などの食べ物、風邪薬や解熱鎮痛薬、抗菌薬、造影剤などの薬物、蜂刺され、ラテックスゴムなどの摂取や接触で生じることがあります。
緊急入院となってしまうこともありますが、自己対策として、アドレナリンの自己注射であるエピペンも保険適応で携帯できます。
いつ生じるかわかりませんが、また誰にでも生じえますが、食物や薬で軽い蕁麻疹や皮膚のかゆみを生じれば、次回はアナフィラキシーを生じる可能性もあるので気をつけないといけません。

12月3日