間質性肺炎とセカンドオピニオン

昨日、間質性肺炎の患者様をセカンドオピニオンとして拝見させていただきました。間質性肺炎は原因によって、またCTや病理パターンによって治療法が異なりますが、進行性の難病のことが多いので、慎重なる対処が必要です。東京医科歯科大学時代には多くの間質性肺炎の患者様を拝見させていただき、原因究明のために、御自宅にお伺いして、自宅周囲の環境調査もさせていただきました。膠原病やアスベスト、粉じんを吸入する職業で発症することは有名になってきましたが、鳩やインコなどの鳥飼育、自宅周囲の野鳥や羽毛ふとんで発症する患者様もいらっしゃいますので注意が必要です。夏になると、夏型過敏性肺炎といって、住居環境に由来するカビで発症する患者様も多くなりますので要注意です。

5月30日

禁煙外来と館ひろしさん

禁煙外来を受診してくださる患者様が増えております。館ひろしさんがコマーシャルをしているチャンピックスというタバコをまずくする薬で禁煙をと考えてくださる患者様達です。館ひろしさんがこれでやめたのだから、今度こそ禁煙するとおっしゃる患者様もいらっしゃいました。呼吸器科医の私にはとても嬉しい瞬間です。20本の喫煙で、1年間で30ccの肺活量が低下するといわれております。30年喫煙すれば、1L近く肺活量が低下すると考えると恐ろしくなります。今後も禁煙のお手伝いをさせていただければ幸いです。

5月30日

咳喘息

季節の変わり目で、体調を崩す患者様が増えていらっしゃいます。今まで落ち着いていた喘息の患者様が風邪をきっかけに悪化して受診されることもありました。また風邪はなおったのに、夜間の咳がひどくてとか、会話や電話で咳がとまらなくてと受診される咳喘息の患者様も増えております。本日は1日雨で、明日も同様の天気のようで、気温も下がるようですから、喘息および咳喘息の患者様にはつらい日々かもしれません。とても心配です。

5月23日

呼吸器専門医

本日、都立大塚病院の研修医の先生のための地域医療研修の会合で都立大塚病院の先生方とお会いしました。都立大塚病院は呼吸器内科医が1名しかいないため、多忙でたいへんだそうです。私も東京医科歯科大学呼吸器内科での医局長時代に、都内および近郊の中核病院からの医師派遣のご依頼をいただきました。全国的な医師不足問題は有名ですが、東京でも呼吸器専門医の不足が呼吸器学会で問題となっております。消化器専門医の1/5、循環器専門医の1/3しか呼吸器専門医はいないのが現状です。
今後も微力ではありますが、呼吸器専門医として呼吸器疾患診療の役に立てるよう努力してまいります。

5月18日

気管支喘息の患者様から


先日、気管支喘息の患者様のT様より、すばらしい作品を頂きました。ビーズ織りでお作りになったサンタクロースのタペストリーです。以前から編み物などの手芸がお得意なことは、存じ上げておりましたが今回のような大作までお作りになるとはすばらしい限りです。早くクリスマスに飾らせて頂きたいので今年のクリスマスが待ち遠しいです。皆様もぜひご期待ください。


5月17日



咳とオペラ歌手


オペラ歌手が咳のために受診してくださり、拝見させていただいております。喘息と診断させていただき、治療させていただきました。先日大切な公演があり、それまでに歌えるようになるか心配でしたが、無事に公演が終わって歌えたと御報告いただきました。咳がでている最中は歌えないでしょうし、声がでませんので、私にとっても緊張する1-2週間でした。今度は是非とも公演を拝聴しにお伺いさせていただきたく存じます。

5月13日

肺癌読影会

20時から豊島区医師会で肺癌読影会の研究会がありましたので、勉強させていただきました。
帝京大学腫瘍内科教授の江口先生の司会で、都立大塚病院や川口医療センターからの画像の提示で勉強する研究会です。20年前に国立がんセンターでお世話になった江口先生の研究会は勉強になりますし、質問も多く盛り上がって楽しい時間でした。最近は東京医科歯科大学のカンファレンスになかなかでれないため、とても刺激になって有意義な時間でした。

5月9日

咳喘息の友人

20年来の友人がクリニックに来てくれました。ダイビングなどで仲良くなった同世代の友人です。風邪をひいた後、風邪はなおったのに、咳がでだすととまらないとのことです。咳喘息と診断させていただき、吸入ステロイドを処方させていただきました。咳喘息、気管支喘息で拝見させていただいている友人が何名もいます。咳喘息、気管支喘息は有病率も高いですが、咳はつらいので、早く治療させていただければと思います。

5月9日

間質性肺炎の患者様から


間質性肺炎の患者様の往診にお伺いさせていただきました。間質性肺炎は落ち着いて、食欲もでて経過良好です。以前桜の押し花をいただきましたが、季節が変わったからと、あじさいの押し花をいただきました。これが素晴らしいものなので、さっそくクリニックに運ばしていただきました。是非ともクリニックで観ていただければと思います。

5月9日

喘息、睡眠時無呼吸症候群、禁煙治療など

昨日と本日と小学校の同級生が来てくださいました。久しぶりの再会がクリニックの待合室で、うれしい偶然でした。喘息、睡眠時無呼吸症候群、禁煙治療などで受診してくれた同級生を拝見させていただき、とてもありがたく、楽しい外来でした。

5月1日

喘息と肺年齢


喘息の患者様は吸う力より呼出する力が落ちます。そのため、肺機能検にて、肺年齢が高値となってしまっていることにショックを受けられる患者様が多くいらっしゃいます。吸入ステロイドによる治療で、咳や喘鳴の症状がよくなっても、肺年齢はすぐには改善しないのですが、徐々に改善していきます。ガイドライン通り、慢性期の管理がいかに重要かを毎日実践させていただいております。

5月1日