喘息の慢性期治療

先日、喘息の患者様が久しぶりに来院してくださいました。といっても、同僚の付き添いのためです。5ヶ月前はひどい喘息の状態でしたが、最近いらしゃっていなかったため、状況をお聞きしたところ、吸入ステロイド治療で楽になったので、なおったと思っていらしゃったとのことでした。しかし、聴診では気管支狭窄音を聴取し、肺機能検査でも肺機能は高度に低下しており、患者様も再度吸入を再開してくださいました。小児喘息からひどかったそうで、とても我慢強くていらっしゃり、これだけ肺機能が低下していてもなおったと考えていたそうです。喘息の慢性期の治療の大切さを改めて実感し、御説明させていただきました。

4月9日